「アイテム」はレースを盛り上げるためのもの 。全19種類。
アイテムボックスから入手し、アイテム使用ボタン(十字キーやL・Xボタンなど)を押して使う。
大きく分けて、敵を攻撃する「攻撃アイテム」、コース上に設置する「トラップアイテム」、自分に作用する「パワーアップアイテム」の3種類。
バナナやこうらなど投げ分けできるアイテムの場合、設置したり後方に向けて発射する場合は十字キー下(もしくはLボタンなど)、前方に向かって投げたり発射したりする場合は十字キー上(もしくはスティックを上に倒しながらLボタン)を押そう。
アイテムボックスは一度取っても2.5秒後に復活する。
今回は「POWブロック」・「きょだいキノコ」・「カミナリぐも」の3つが新アイテムだが、次回作の『7』ではいずれも登場しない。
VSでは、ルール設定によってはなんとアイテムなしでレースをすることもできる。文字通りアイテムボックスが一切出現せず、バナナやボムへいもなければトゲゾーこうらやサンダーもないため、実力さえあれば圧倒的な差をつけてゴールすることも可能だが、逆にキノコやスターも出現しないので、下の順位に落ちると復帰が難しくなる。
すなわち、アイテムによる順位変動がなくなり、プレイヤーの腕と運だけで勝負が決まるガチンコレースと化すのだ。
その反面、非常に単調で何の面白みもないレースになることは覚悟しよう。
ここからは、レースでの各アイテムの解説や使いどころを説明していく。バトルでの使い方は当該ページを参照。
なお、「性能」欄の詳細は以下の通り。
・直進型投射:発射するとまっすぐ飛んでいく
・転倒:命中するとマシンが転倒し、装備アイテムをコース上に落とす
・装備:アイテム使用ボタンを押し続けている間はマシンの後ろに装備できる
・残留:所持していたり、後ろに装備している時に転倒・スピンするとコース上に残る
・カート旋回:使用するとマシンのまわりを旋回し、セット状態になり、1回押すたびに1つずつ使用できる
・ホーミング型投射:発射すると1つ前を走っているマシンに飛んでいく
・自動ホーミング:発射すると現在トップを走っているマシンに向かってコース上空を飛んでいく
・爆発:命中時に周囲に爆発をおこす。爆発に巻き込まれると手持ち・装備アイテムをすべて失い、爆風に触れてもスピンして装備アイテムをコース上に落とす
・スピン:命中するとマシンがスピンし、装備アイテムをコース上に落とす
・投てき:前方に投げる
・設置:コース上に設置する
・妨害:マシンに対してさまざまな妨害行動を行う。内容はアイテムごとに異なる
イナズマ…マシンにイナズマが落ち、チビ状態にする
地震…地震をおこしてアイテムを落としたり、マシンを停止させる
イカスミ…イカスミをはいて画面を真っ暗にする
・チビ:一定時間マシンが小さくなり、スピードが低下する
・停止:マシンが完全に停止する
・加速:マシンのスピードが上がる
・強奪:相手の風船やコインを奪う。レースでは効果はない
・○○化:一定時間、マシンが対象の姿に変身する。効果は姿によって異なるが、多くのアイテム攻撃やおじゃまキャラに対して強くになることと、マシンの性能がアップすることは共通
キラー…キラーに変身し、コースに沿って猛スピードで飛んでいく
巨大…マシンが巨大化し、接触したライバルをぺちゃんこにする
・無敵…一定時間マシンが無敵状態になり、マシンの性能がアップ。さらにあらゆるアイテム攻撃を受けつけなくなり、ぶつかったライバルを転倒させる
・半無敵…基本的に無敵と変わらないが、スターやキラーの攻撃は受ける。ライバルと接触すると、転倒ではなくぺちゃんことなる
・ぺちゃんこ…一定時間マシンがぺちゃんこになり、スピードが低下する
・落下:命中時に手持ちのアイテムを失い、装備アイテムをコース上に落とす。上位ではこの効果を持ったアイテムはほとんど手に入らない。
なお、上記中の「手持ちアイテム」とはアイテム欄に表示されているアイテム、「装備アイテム」はマシンのまわりや後ろに装備しているアイテムを指している。
発射したりして、相手カートを攻撃するアイテム。「トゲゾーこうら」や「サンダー」といった、強力かつアイテムを落下させるものが多い。
性能:直進型投射、転倒、装備、残留
発射すると緑色のこうらがまっすぐ飛んでいき、当たったカートは転倒する。壁に当たると跳ね返り、何回か跳ね返ると消滅。後ろに投げることができるほか、アイテム使用ボタン(L、もしくはXボタン)を押しっぱなしにするとカートの後ろに装備でき、敵の攻撃から身を守ってくれる。この時にサンダーなどで攻撃されると、コース上に静止した状態で残る。防御に使うのが基本だが、道幅が狭いコースでは攻めに使ってもいい。
性能:カート旋回、直進型投射、転倒、残留
ミドリこうらが3つセットになったおトクなアイテム。一度ボタンを押すとマシンのまわりをぐるぐる旋回し、セット状態になり、1回押すたびに1つずつ発射される。効果は通常のミドリこうらと同じ。
セット中は全方向から身を守ってくれるので、ストックしたまま体当たりすることもできる。ミドリこうらと同様、基本的には防御に使うこと。
ただし、数が少ないほど隙が大きくなり、その合間をぬって攻撃されることもあるので注意。
ささやかな利点として、ずっとキーを押し続ける必要がない利点がある。特にグランプリでは、長時間押し続けるのは意外と面倒だからである。
性能:ホーミング型投射、転倒、装備、残留
発射すると1つ前を走っているライバルカートに向けて赤いこうらが飛んでいき、当たったカートは転倒する。命中するか壁などに接触して消滅するまで追跡し続ける、味方では頼もしく、敵では非常にやっかいなアイテム。アイテム使用ボタンを押しっぱなしにするとカートの後ろに装備でき、敵の攻撃から身を守ってくれる。一応後方発射もできるが、その際の性能はミドリこうらと同じ。ただし、あちらと違って装甲が薄く、1回でも壁に当たると消滅してしまう点に注意。
グランプリモードでは後述の「トゲゾーこうら」の次にやっかいなアイテムであるため、防御対策はおこたらないように。
性能:カート旋回、ホーミング型投射、転倒、残留
アカこうらが3つセットになったおトクなアイテム。一度ボタンを押すとマシンの回りをぐるぐる旋回し、セット状態になり、1回押すたびに1つずつ発射される。効果は通常のアカこうらと同じ。
セット中は全方向から身を守ってくれるので、ストックしたまま体当たりすることもできる。ただし、数が少ないほど隙が大きくなり、その合間をぬって攻撃されることもあるので注意。
攻撃にも防御にも使える強力なアイテムなので、どう使うかは慎重に考えて。
ささやかな利点として、ずっとキーを押し続ける必要がない利点がある。特にグランプリでは、長時間押し続けるのは意外と面倒だからである。
性能:自動ホーミング、爆発、転倒、スピン、落下
発射するとものすごいスピードで1位のマシンめがけて飛んでいき、当たったマシンを中心に爆発。爆発に巻き込まれると転倒してアイテムを失い、爆風に触れてもスピンする。混戦状態では多くのライバルが巻き込まれるので、状況次第では一発逆転も可能。羽がはえていてコースの上空を飛んでいくため、他のアイテムで打ち消すことは不可能。
グランプリモードでは最も嫌なアイテム。被害を受けても1位でいられるよう、2位とはある程度の距離を離しておきたい。
VSのチーム戦では相手チームのトップに向かって飛んでいくため、味方が1位でも大丈夫。ただし、まずないと思うがチーム戦以外で1位の時に使うと自分に降りかかってくるので、一応覚えておこう。また、バトルモードでは1番ポイント数が多いライバルが対象となる。
ちなみに、レースで1位がすでにゴールしていた場合、まだゴールしていないトップのマシンを攻撃する。
キノコ系統のアイテムを持っていれば、トゲゾーが自分の真上に来た瞬間に使用すると回避することができる。ただし、難易度は高いのでうまくタイミングを合わせよう。
また、上と同じタイミングで以下のコースの大砲などで移動中だった場合も回避できる。
対象コース:メイプルツリーハウス、レインボーロード、64 DKジャングルパーク、GC DKマウンテン
性能:投てき、設置、爆発、転倒、スピン、落下、装備、残留
ボムへいを投げるか設置し、一定時間後に爆発。アイテムやカートが接触することでも爆発し、爆風に巻き込まれたカートも転倒ないしスピンする。混戦状態では多くのライバルが巻き込まれるので、状況次第では一発逆転の切り札にもなる。
投げる場合は結構山なりに飛んでいくので、当てるにはコツが必要。
アイテム使用ボタンを押し続けることで装備も一応できるが、これで攻撃を防ごうとすると自分も巻き込まれてしまうので注意。
性能:妨害(イナズマ)、チビ、落下
使用すると全てのライバルにイナズマを落としてスピンさせ、アイテムを落として一定時間カートを小さくさせる。チビ期間は上位のマシンほど長い。
基本的にブービーの時にしか出ない切り札アイテムであり、大砲にタイミングよく乗るか、あらかじめスターやキラーなどを使っておくくらいしか回避方法がない。
マップをよく見て、相手が飛びそうな時に使うといい。なお、きょだいキノコ使用中のキャラは通常サイズに戻るので、ライバルを追い抜かすチャンスだ。しかしショートカット中に撃たれると悲惨なことになるので気をつけること。
性能:妨害(地震)、スピン、停止、落下
「パウブロック」と読む。 「マリオブラザーズ」や「スーパーマリオUSA」などで叩いた懐かしのアイテムがマリオカートに登場。POWはパワー(Power)の略。
使用すると自分より前を走っているライバルマシン全てに地震をおこして攻撃する。2回初期微動があったのち主要動がおこり、この時点で地上を走っていたマシンはスピンしてアイテムを落とし、完全に停止してしまう。主要動の瞬間にリモコンを振る、もしくはジャンプアクションのボタン(十字キー)を押すとスピードは維持できるが、それでもアイテム落下は避けられない。どちらにしろ確実にアイテムはなくなるので、コンボの起点にも最適。
ただし、目前にダッシュジャンプ台がある場合など、スピードを保つことによって逆に不利になってしまう時はあえて回避しない手もある。
マップをよく見て、相手が飛びそうな時に使おう。
ちなみにミラーでは「POW」の文字も鏡になる。
コース上に設置し、触れたカートを攻撃するアイテム。攻撃用とは違って受動的で積極的な攻めには向かないが、コース上に残るため2週目以降もけん制できるのが特徴。間違っても自分が設置したものには当たらないように。
性能:投てき、設置、スピン、装備、残留
コース上にバナナの皮を設置し、踏んだカートを滑らせる。前方に投げることができるほか、こうら系統と同じくアイテム使用ボタンを押しっぱなしにすればカートの後ろに装備することもできる。
もちろん、ダッシュボードやダッシュジャンプ台において敵を妨害するのもいい。
性能:投てき、設置、スピン、装備、残留
バナナが3つセットになったおトクなアイテム。効果は通常のバナナと同じ。
1度ボタンを押すと後ろにマシンの後ろにくっつき、セット状態になり、1回押すたびに1つずつ設置できる。
ささやかな利点として、トリプルこうら系統と同じくずっとキーを押し続ける必要がない利点がある。特にグランプリでは、長時間押し続けるのは意外と面倒だからである。
性能:投てき、設置、転倒、装備、残留
コース上に偽者のアイテムボックスを設置し、触れたカートを転倒させる。バナナと同じく、アイテム使用ボタンを押し続けることでカートの後ろに装備できる。
バナナと性質がよく似ているが、こちらの方がサイズが大きいため、当たり判定がデカい。狭いところにおいたり、敵のすぐ目の前で使うと引っかかりやすい。
しかし、いくら偽者といえど「アイテムボックス」であり、アイテムによって消されることはないが、すり抜けてしまうため攻撃を防御することはできない。
これはかなり致命的なデメリットであるため、手に入れたらとっておかずにすぐ捨ててしまおう。
なお、このアイテムの登場は今回で最後。次回作の『7』からは登場しない。
プレイヤーのマシンをパワーアップさせるアイテム。自分に作用するため、いつどこでも使用できるのが大きな魅力。使用タイミング次第では、一発逆転も夢じゃない。
性能:加速、強奪、残留
使用すると一瞬だけカートが加速する(その時の速度はマシンの性能の「スピード」に準ずる)。この勢いで敵を弾き飛ばしたり、オフロードを通過してショートカットすることもできる。うまくタイミングを合わせれば、トゲゾーこうらを回避することも可能。
バトルモードでは、ダッシュ中に敵にぶつかると風船やコインを奪うことができる。
性能:加速、強奪、残留
ダッシュキノコが3つセットになったおトクなアイテム。性能は通常のダッシュキノコと同じ。
こちらは瞬間的な追い上げや、長距離のショートカットを突破するのに適している。
バトルモードでは、ダッシュ中に敵にぶつかると風船やコインを奪うことができる。
タイムアタックでは、全てのマシンが最初から所持している。
性能:加速、強奪
1度使用してから一定時間、何度でもダッシュキノコが使えるようになる。ボタン連打で加速できるため、使うとヤミツキになるアイテム。
バトルモードでは、ダッシュ中に敵にぶつかると風船やコインを奪うことができる。
ゴール前で引ければ一発逆転も不可能じゃない。ただし、スピードが速すぎて制御不能になってしまわないよう注意。「最後の切り札」どころか「全手動自爆装置」になってしまう。
ショートカット走行中にサンダーに撃たれるのも痛い。
性能:無敵、加速、転倒、強奪、落下、残留
使用するとカートがピカピカ光って一定時間無敵になり、加速やスピードなどがアップする。無敵状態で接触したライバルは転倒し、アイテムを落とす。
悪路やサンダーにも強くなるのでショートカットにも最適。バトルモードでは、ダッシュ中に敵にぶつかると風船やコインを奪うことができる。
ただし、スピードが結構速く、うまく制御できなければ自身を破滅させるアイテムになりかねない。
なお、スターやキラー状態のライバルと激突した場合はクラッシュなどはなく単純に衝突するだけなので、重量が軽い小型マシンの場合はそのままコースアウトする危険もあるので注意。
性能:キラー化、無敵、加速、転倒、落下
レースのみ登場。使用するとキラーに変身して猛スピードでコースに沿って低空飛行していき、接触したマシンは転倒し、アイテムを落とす。完全オートの自動運転で走ってくれるので、フライト中はボタンを押さなくても勝手に進んでくれる。基本的に自操作は無効だが、ハンドルを切ることで多少左右に動かすことができる。何人か抜かすか、一定時間が経過すると元に戻る。エンジン音が小さくなってきたら復帰の準備をしよう。
低空飛行していると言っても上昇能力は低く、コースから落下した状態で発動してもほとんど復帰は見込めないので、あまり期待しないように。あくまで加速のためのアイテムである。
コースに沿って進む都合上、ショートカットルートは通らない。ただしショートカット中に発動した場合はそのまま直進していく(通称「ショートカットキラー」)。
変身中のアイテム入手は不可能。また、誰かがキラーを使用および所持している間は別のキャラはキラーを入手できない(言い換えるとコース上にキラーが2台存在することはない、ということ)。
なお、転倒時のバウンド数は2回転とスターよりも多く、場所次第ではそのままコースアウトにつながるので注意。
スターの上位種であり、たとえ途中に何が立ちはだかろうと問答無用で突き進んでいく。この状態でサンダーなどが来たら、かなりの結果を得られるかも・・・?
ただし急カーブで突然解除されることもあるので、十分気をつけよう。
性能:巨大化、半無敵、加速、ぺちゃんこ、強奪、落下
使用すると一定時間マシンが巨大化し、加速やスピードなどが少しだけアップする。この状態でぶつかったライバルはぺちゃんこになり、アイテムを落としてしまう。ぺちゃんこ中はスピードが低下する。
ただし完全な無敵ではなく、スターやキラー状態のライバルとぶつかると普通に転倒するので注意。
なお、巨大化中にサンダーを受けると普通のサイズに戻るので、ライバルを抜かすチャンス。しかしサンダーの項でも述べた通り、ショートカット中にやられると最悪なことに。
持っている状態で落とした場合、コース上に落ちずに消える。ダッシュキノコやスターのようにコースに残ることはない。
ちなみに巨大化中にスターを使用した場合、巨大のままスター化するおもしろい光景が見られる。
スピードや当たり判定はスターとしてカウントされるようである。ただし逆は不可能。
その他にバナナやこうら類もサイズが大きくなり、より相手に当てやすくなるが、設置や発射でマシンから離れると元の大きさに戻る。
上記3つに分類できないアイテム。
性能:妨害(イカスミ)
自分の前を走っているライバル全員(チーム戦では相手チームのみ)、 バトルでは相手チーム全員にゲッソーを派遣し、イカスミをはき、視界をまっくらにする。イカスミはダッシュボードや大砲、スターなどのアイテムで急加速するとイカスミを振り落とせる。トゲゾーこうらと同じく、1位の時に使用すると自分に降りかかってくる。
CPがイカスミをくらうと、スピードが落ちてハンドル操作がふらつくので、追い抜かすチャンス。画面がまっくらになっても落ち着いて運転しよう。
また、『DS』ではダッシュボードやキノコなどでダッシュしている途中でスミをくらってもすぐに振り落とせたが、今回からは出現からイカスミまでに若干のタイムラグがあってダッシュしている途中でもくらうので、スミをもらってからダッシュする必要がある。
レースをやっているほどよくわかるが、キノコやスターで加速したいのにコレが出るとかなりイラッとくる。
性能:加速、イナズマ、チビ
バッドアイテム。入手すると強制的にカミナリぐもに覆われてしまう。取りつかれている最中はスピードが少し速くなり、悪路を走ってもスピードが減速ない。しかし、一定時間経つとサンダーが落ちてチビ状態になるので注意。ライバルにぶつかると移し替えることができるが、チーム戦では味方にぶつかっても渡せない。
小さくなるまでならショートカットできるので、落雷直前に敵にぶつかって移し替えるのが理想的。逆にゴール前最後のアイテムで引いた場合は渡さずに一気に加速して最後の追い上げを敢行しよう。
バトルでは登場しない。